そもそもSiGMAとは
SiGMA（Summit of iGaming）は、ゲーミング業界に特化した国際的なカンファレンスや展示会を開催しているイベント運営会社です。主にオンラインギャンブル、カジノ、ブロックチェーン、スポーツベッティングなどに関連する企業や専門家が集まり、ネットワーキングや情報交換の場を提供する事で、業界全体の繁栄、向上を目指しています。
SiGMAは、業界の最新トレンドや技術革新についてのディスカッションの場を提供し、ビジネスチャンスを促進することを目的としています。イベントはもともとSiGAMがスタートしたマルタ共和国からスタートしましたが、現在ではほぼ２か月に１度、国をまたいで多くのカンファレンスや、付随したイベント、スピンオフのパーティなどを開催しています。
創設者はどんな人
SiGMAをスタートさせたのは、Eman Pulisというマルタ共和国出身の男性です。当初は数人の若手経営者などがアイディアを出し合ってSiGMAを創設したようですが、現在は創設者はEman Pulis一人という感じで報道されています。
Emanは、とにかく業界内で現在は大変な知名度と、巨大なネットワーキング、影響力を持つ人物になりました。豊富な経験を持ち、業界外からも高く評価されています。ネットワーキングとコミュニティ形成を重視し、総合的な業界の成長と発展を促進するための環境を提供しています。また若手の育成にも力を入れ、経験が短いスタッフにも、責任あるポジションを任せるというリーダーとしても有名です。
家族を大切にする人物とも知られていて、自身のインスタグラムやSiGMAのSNSでも家族とのショットを多く掲載しています。家庭と、チームメンバーを大切にする、そんなEmanが運営するSiGMAだからこそ、このゲーミング業界であっという言う間にスタートアップからここまでのグループ企業へ成長させる事が出来たといっても過言ではないはずです。
SiGMAがやっている事
現在SiGMAは100人以上の従業員を雇用、それも国をまたいでマルタ、キプロス、マニラ、サンパウロ、インド、ベオグラードにオフィスを構えグローバルに展開しています。
また事業はイベント運営のみに収まらず、
- イベント
- アフィリエイトマーケティング
- ベンチャーキャピタル
- SiGMAファンデーション
と、この４つの柱が中心となっています。
イベント運営
マルタ共和国で始まったSiGMAのイベント、カンファレンスは現在２か月に一度、世界のどこかで開催されています。各イベントでは数万人を軽く超える動員を誇り、各都市からも誘致の声が止まらないと、運営スタッフが教えてくれました。数万人規模のイベントとなるとホテルやレストランなど、相当な経済効果が生まれます。マルタでのイベントとしては、過去一番大きなものとして知られ、シグマが開催される週は、マルタ中のホテルが満室、空いていても価格は通常の５倍にまで上昇するそうです。
| 日時 | イベント名 | 開催地 |
| 9月2日～4日 | SiGMA EAST EUROPE | ブダペスト（ハンガリー） |
| 11月11日～14日 | SiGMA EUROPE | ヴァレッタ（マルタ共和国） |
| 2月23日～25日 （2025年） | SiGMA EURASIA | ドバイ（ドバイ首長国） |
| 3月10日～12日 （2025年） | SiGMA AFRICA | ケープタウン（南アフリカ） |
| 4月7日～10日 （2025年） | SiGMA AMERICAS | サンパウロ（ブラジル） |
| 6月1日～4日 （2025年） | SiGMA ASIA | マニラ（フィリピン） |
また大きなカンファレンス以外にも、「iGathering」として業界関係者を招いて、スピンオフともいえるイベントやパーティを、各地で開催しています。これは不定期のイベントで、SiGMAが持つ膨大な顧客リストから、ゲストを選定し招待制で開催しているようです。
SiGMA FOUNDATION /SiGMA 財団
特筆したいのはSiGMA財団で、世界中で困っている人々を支援するという、SiGMAが唱えてきた「目標」をここで実行しています。この活動を通して、SiGMAはエチオピアのボンガに学校を設立し、700人以上子供たちが学習の場を得られるようになりました。また現在エチオピアの他にも、学校設立の準備を進めています。
SiGMAの今後とは
業界のトップ企業、グループに成長したSiGMAですが、スタートは友人数名でアイディアを出し合い、スタートアップとして始まったプロジェクトでした。勿論最初からすべてがうまく行ったわけではなく、苦労や努力の上に立った成功といえます。その自分たちの経験を活かす為、若手スタッフの育成だけでなく、ベンチャーキャピタルとして他のスタートアップと、大手企業や投資家をつなぐプロジェクト「Ikigai Ventures」として精力的に活動しています。
今後のSiGMAは、より大きく、業界での地位を広げて行くことは間違いありませんが、そこで大きな顔をするわけではなく、業界全体の、また今後新しく参入してくるであろうスタートアップ、その夢をサポートしていく、大きな後ろ立てとしても存在感を増すはず、その軌跡を見られるのも楽しみです。
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